スバルのエントリーモデルの新型インプレッサ(IMPREZA)がフルモデルチェンジをして、新発売されましたね。
先代モデルと同様に今回新発売された5台目モデルもハッチバックタイプのスポーツ(SPORT)とセダンタイプのG4の2つのボディタイプを用意。
ただボディデザインやサイズが異なるため、後部座席の居住性や広さが全くことなります。
背が高くてクルマとしての使い勝手が良い新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)の方が頭上空間が広くて居住性に優れているはカンタンに想像することが出来ますが、頭上空間や足元空間などこの2台のモデルでは後部座席の広さはどれくらい異なるのでしょうか?
実際にこの新型モデルを試乗した時に後部座席の広さも確認してきたので、紹介したいと思います。
新型インプレッサスポーツの後部座席チェック
ハッチバックタイプの新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)の後部座席は、このようなデザインになっています。
こちらは中間グレードの2.0i-Lだったのですが、ファブリック×トリコットのコンビシートを採用。
クルマによっては後部座席のシートは座面や背もたれがフラットでサポート力が低いのもありますが、この新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)の後部座席は比較的サポート力がしっかりとしたシートを採用。
人間工学に基づいてデザインされたシートなので、実際に後部座席に座った時の座り心地は、とても良いように感じました。
頭上空間・足元空間はどうだった?
このようなデザインを採用している新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)ですが、ハッチバック車という事もあり、頭上空間・足元空間の広さは十分。
私は身長175cmあるのですが、後部座席に普通に腰を掛けてみた時の頭上空間は、拳を縦にして一個分くらいの余裕がありました。
なので、このクルマはブラックが基調で比較的シックで圧迫感が感じやすいデザインになっているにも関わらず、思ったよりも窮屈感を感じる事はありません。
また、足元空間も予想以上に広々。
運転席や助手席などを一番後ろにスライドするとちょっと足元空間に狭さを感じますが、一番後ろの状態から少し前にだすだけで、かなり広々とした空間が確保されるので、とても快適でした。
ちなみに、こちらは私が普段つかっている感じで助手席を設定した時の後部座席の足元空間の広さ。
かなり広いですよね。
このゆったりとした新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)の足元空間の広さは、とても良いと思いました。
新型インプレッサG4の後部座席チェック
一方、こちらはセダンタイプの新型インプレッサG4(IMPREZA G4)の後部座席。
こちらも中間グレードの2.0i-Lなのですが、シートのデザインや座り心地は、ハッチバックタイプのスポーツ(SPORT)と全く一緒。
しかし、スポーツ(SPORT)よりも全高が低いため、G4の頭上空間はちょっと狭くなっています。
スポーツ(SPORT)の場合、頭上空間に頭のてっぺんから天井までだいたい拳を縦にした状態で一つぶんくらいの広さがあったのですが、G4の場合はその半分くらいの広さ。
ちょと背筋をぴんと伸ばすと頭が天井にぶつかってしまいます。
なので、新型インプレッサスポーツ(Impreza Sport)と比較すると、G4の頭上空間の快適性はそれ程良いとは感じませんでした。
ただ、新型インプレッサG4(IMPREZA G4)の足元空間の広さは十分。
この2台のモデルはホイールベースの広さが同じ事もあり、G4でも十分な足元空間の広さが確保されていました。
頭上空間は狭くなっていた新型インプレッサG4(IMPREZA G4)ですが、この足元空間の広さは大満足でした。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型インプレッサスポーツとG4の後部座席を比較してみたところ、このような違いがありました。
後部座席のデザインや足元空間の広さはまったく同じだったものの、頭上空間には大きな違いがありました。また、個人的にはハッチバックのスポーツ(SPORT)の方が後部座席の居住性・快適性は良いように感じました。
このようにこの2台のモデルでは後部座席の居住性や快適性が異なります。
この後部座席の居住性はこの2つのモデルの大きな違いの一つなので、もしこれから試乗される方はしっかりと違いを確認してみてくださいね。