2016年8月、5代目となる新型セレナ(SERENA)が新発売されましたが、今回のモデルは自動運転技術”プロパイロット機能”など便利な装備・機能がたくさん用意されていますね。
荷室・ラゲッジスペースの上部のみ独立して開け閉めする事ができるデュアルバックドア機能もその一つです。
しかし、一見するととても便利そうな新型セレナ(SERENA)のデュアルバックドアですが、実際に見てみると、気になる部分と言うか…欠点・不安も…。
私が実際にこのクルマの荷室”デュアルバックドア”を見て気になった部分・欠点を初回したいと思います。
新型セレナのバックドアの欠点1:開口部の高さ
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型セレナ(SERENA)に装備されたデュアルバックドアは、このようなデザインになっています。
デュアルバックドアが装備されているからと言って、他のクルマのミニバント比較して、後ろからのデザインに大きな違いはありません。そして、デュアルバックドアの機能の一つでもある上部のみを開閉すると、このような感じ。
ミニバンの欠点・デメリットの一つがバックドアが大きく後ろが狭い駐車場だと開け閉めが出来ない事でしたが、バックドアの上部のみを開閉するハーフバックドア機能を使用すると、一般的な駐車場でも問題なく開け閉めができるように感じました。
この使い勝手の良さは魅力ですが、実際に試してみて気になったのは、荷物の積み下ろしが予想以上に大変な事。
ハーフバックドアをした時の荷室開口部の高さは、約104cm。身長が175㎝ある私の胸のあたりにこの開口部がありました。つまり、新型セレナ(SERENA)のハーフバックドアを使用する際は、荷物を胸のあたりまで持ち上げないといけない事に…。
実際に試してみると、このハーフバックドアの高さまで荷物を持ち上げるのは、ちょっと大変。片手で持てるバックやスーパーの買い物袋くらいなら大丈夫ですが、両手で持たないといけないものは、難しいです。
私の妻は、「重たい荷物をこの高さまで持ち上げないといけないのなら、助手席とかスライドドアから2列目シートに荷物を置く。」と言っていました。
そもそも2列目シートや3列目シートが広い新型セレナ(SERENA)では、荷室・ラゲッジスペースに荷物をたくさん置くシーンはそれ程多くないんですよね。ミイバンの荷室・ラゲッジスペースが大活躍するのは、旅行やキャンプなどに行くときくらい…。
スーパーマーケットの買い物など普段使いの荷物を置くくらいなら、荷室・ラゲッジスペースは使いません。しいて言えば、ちょっと重たい家電や家具を買った時くらい…。
しかし、テレビやパソコンなど重たい家電の場合、新型セレナ(SERENA)のハーフバックドアから積み込むのはかなり大変…。この事を考えると、新型セレナ(SERENA)のデュアルバックドアの機能でもあるハーフバックドアは活躍するシーンは少なく、使い勝手は意外と悪いのかなと思いました。
新型セレナのバックドアの欠点2:荷物の出し入れのしにくさ
また、ガラスエリアのみを開閉する新型セレナ(SERENA)のハーフバックドアを使って気になったのは、荷物の出し入れのしにくさ。ハーフバックドアから荷室・ラゲッジスペースを覗き込むと、このような感じ。
意外と高さがありますよね。
なので、荷室・ラゲッジスペースに置いた荷物が取り出しにいくいです。
トートバックや上部に壁掛け用のストラップが装備されているリュックサックなど高さがある荷物・アイテムなら新型セレナ(SERENA)のデュアルバックドアから手を伸ばして取ることが可能ですが、女性用の小さなバックなどを取るのは厳しそうです。
このように荷物の出し入れがしにくいのも新型セレナ(SERENA)のデュアルバックドアの欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型セレナ(SERENA)のデュアルバックドアを実際にみて、このような欠点・デメリットがあるように感じました。
このデュアルバックドアは期待していただけに、少々残念でした。
実際にハーフバックドアを見て、使う機会はそれ程多くないのかなと感じましたが、オプション(選択肢)としては良いのかなと思いました。子供のおもちゃやボールなどポンと荷物を放り込みたい時には、活躍するかもしれませんね。
新型セレナを購入した人で、このハーフバックドアのおススメの使い方を知っている方は、是非とも教えてください。