6年ぶりに新型プリウス(Prius)がフルモデルチェンジをして、新発売されましたね。
今回新発売された2015年モデルの新型プリウス(Prius)では、最安値グレドの”Eグレード”と上位グレードのAグレード、Aプレミアムグレードで
最新式のリチウムイオン電池が採用されております。
それにしても何故Sグレードと4WD車を除いたすべてのグレードで、リチウムが採用されているのでしょうか?
新型プリウス(Prius)のSグレードやAグレード、Aプレミアムグレードでリチウムイオン電池が採用されている理由をディーラーさんに教えて貰いました。
Eグレードにリチウムイオン電池が採用されている理由
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウス(Prius)の最廉価グレードのEグレードは、”燃費スペシャル”と呼ばれており、唯一燃費40.8km/Lを達成。
燃費効率を良くするために、このEグレードでは様々な軽量化を図っています。
例えば、他のグレードのガソリンタンク容量は45リットルなのに対し、このEグレードでは、38リットルとなっております。
また、フルモデルチェンジをした新型プリウス(Prius)のEグレードでは、軽量化のために
専用のガソリンタンクを設計する徹底ぶり・・・。
このように4代目となった新型プリウス(Prius)のEグレードではできるだけ軽量化を図りたいため、従来のニッケル水素電池よりも小型で軽いリチウムイオン電池を採用しているみたいです。
実際このような軽量化の努力の甲斐もあって新型プリウス(Prius)のEグレードは、上位グレードのSグレードよりも50kgも軽くなっているようですよ。
この新型モデルのEグレードは後部座席のドリンクホルダーやハンドルがウレタン製など
内装・インテリアの質感は他のグレードと比べて、若干劣ります。
しかし、全グレードを通じて唯一JC08燃費モードで40.0km/Lをオーバーしているのは、
かなり魅力的だと思いました。
Aグレードにリチウムイオン電池が採用されている理由
また、新型プリウス(Prius)のでは上位グレードのAグレードやAプレミアムグレードの標準車&ツーリングパッケージでも、ニッケル水素電池ではなくリチウムイオン電池が採用されています。
比較的コストが高いリチウムイオン電池がこれらのグレード採用された理由は、やはりコンパクトサイズで軽量化されているから。
新型プリウス(Prius)の上位グレードでもあるAグレードやAプレミアムグレードは上級グレードになっているため、機能や装備が充実しております。
例えば新型プリウス(Prius)のA以上のグレードでは、安全装備システムのトヨタセーフティセンスPが標準装備されています。
また、フロントのドアガラスは遮音性を高めるために合わせガラスになっております。
このように新型プリウス(Prius)のAグレードやAプレミアムグレードは、高級装備をつけているため他のグレードよりも車体重量が重くなる傾向にあります。
そこで少しでも車体重量を軽くし、燃費効率を向上するためにコンパクトで軽量なリチウムイオンバッテリーを採用したようです。
このようにグレードによってリチウムイオン電池を採用している理由が異なるのは、面白いですよね。
新型プリウス(Prius)に登載されているリチウムイオン電池とニッケル水素電池ではパワーや性能に違いはないようですが、個人的には現在人気のリチウムイオン電池の方がイメージは良いのかなと思いました。