最近新車ラッシュのスズキですが、2016年3月に新型コンパクトカーのバレーノ(BALENO)を新発売しました。
スズキのコンパクトカーと言えば走りに定評のあるスイフト(SWIFT)が有名ですが、このクルマの欠点・デメリットは荷室・ラゲッジスペースや後部座席が狭いこと。
そこで登場したのがスイフト(SWIFT)よりもボディサイズを一回り大きくし、後部座席や荷室・ラゲッジスペースに余裕を持たせたバレーノ(BALENO)。
そんな新型バレーノ(BALENO)ですが本当に車内が広いのか気になったので、展示車・試乗車があるスズキディーラーに行って確かめてみました。
検証1:バレーノのフロントシートの広さ
今回新発売されたバレーノ(BALENO)のフロントシートはこのような感じ。
このバレーノ(BALENO)は横幅が1745mmあり3ナンバーサイズのクルマ。そのため運転席と助手席の間の距離も十分で比較的ゆったりと座れる印象を持ちました。
また、フロントシートに関しては頭上空間もゆったりしているのも好印象。
実際に運転席に座ってどのくらい天井との隙間があるのかカンタンに確かめてみたのですが、拳を縦にして2個分くらいの余裕。
今回新発売されたバレーノ(BALENO)は車高が低いクルマになのですが、フロントシートは頭上空間にも余裕があり、開放感があるのは良いと思いました。
シートもゆったりサイズ
またバレーノ(BALENO)の運転席に座ってみて良いと思ったのは、運転席や助手席などのシート。今回新発売されたシートはこのようなデザインになっています。
今回私が見たバレーノ(BALENO)のXGグレードはファブリック素材なので高級感と言う面では若干劣りますが、シート自体はゆったりとしたサイズで大満足。
ここら辺も同じスズキから発売されているスイフトとは異なる部分なのかなと思いました。
検証2:バレーノの後部座席の広さ
このようにバレーノ(BALENO)のフロントシートは頭上空間も広くてとても大満足だったのですが、少し気になったのは、後部座席。
今回新発売されたバレーノ(BALENO)の後部座席はこのようなデザインになっております。
スイフトよりも広い後部座席と言うことで、足元空間は十分な広さ。
私のような成人男性が座っても十分にリラックスすることができました。
また、スイフトよりも横幅があるので、後部座席に2人座っても窮屈感が無く座れるのは、好印象でした。
ちなみに、今回新発売されたバレーノ(BALENO)は5ドアハッチバックになっており、新型イグニスのように後部座席をスライドする事ができません。
ただ、後部座席のスライド機能が装備されていなくても十分な足元空間を備えているのは、好印象でした。
少し気になるのは頭上空間
バレーノ(BALENO)の後部座席の足元空間は満足できるレベルになっていたのですが、個人的に気になったのは頭上の空間。
今回新発売されたバレーノ(BALENO)は頭上空間は、思ったよりも狭い感じが・・・。
実際に身長が175cmある私がバレーノ(BALENO)の後部座席に座ると、天井まで数センチの差。
頭上空間に関してはそれ程広いとは、思いませんでした。
今回発売されたバレーノ(BALENO)の後部座席の頭上空間が狭い理由は、このクルマのデザインに原因があります。
このように見ると分かりますが、この新型モデルはリヤにいくに連れて天井が緩やかに
低くなっていくデザインになっています。
また、バレーノ(BALENO)はラゲッジゲートがスパッと切れているようなデザインになっているため、ちょうど背もたれの上部にラゲッジゲートとルーフの境目がくるようなデザインになっています。
このこともバレーノ(BALENO)の頭上空間が低くなっている原因の一つなのかなと思いました。バレーノ(BALENO)は後部座席が広いと聞いていたので期待していた分、この頭上空間の狭さは少し残念に感じてしまいました。
このようにバレーノ(BALENO)のフロントシートと後部座席では、座り心地・居住性に全く違う印象を持ちました。
個人的に特に気になったのは後部座席の頭上空間。
このクルマの後部座席の頭上空間は予想以上に狭くなっているので、もしこれからバレーノ(BALENO)を試乗する際は後部座席の頭上空間や快適性もしっかりと確認してみてくださいね。