2015年12月にフルモデルチェンジをして新型プリウス(Prius)が新発売されますね。
この新型プリウス(Prius)に関する雑誌やホームページを見てよく目にする言葉が”TNGA”。
よく「新型プリウス(Prius)はTNGAの思想に基づくクルマ第一弾として発売されます。」と言った感じの記事やコメントを見ます。
しかし、最近良く目にするTNFAの意味って良く分からないですよね。
そこで、先日ディーラーさんにTNGAの意味について、教えてもらいました。
TNGAのは何の略?意味は
そもそも新型プリウス(Prius)に採用されているTNGAとは、Toyota New Global Architecture(トヨタ ニュー グローバルアーキテクチャー)の略。
現在トヨタでは”もっといいクルマづくり”に向けた取り組みを進めており、その設計思想がTNGAのようです。
そして、具体的な意味としては、
・商品開発力(生産性の向上)
・競争力のあるづくり
・人材育成
を、指しているようです。
TNGAのメリットの一つは、生産性の向上
トヨタが提唱しているTNGAが目指すのは、”生産性の向上”。
他の車種とのベースとなるプラットフォームを共用するのは、現在では当然になってきています。
ただ、TNGAではさらに長期的な視点に立ち、「このプラットフォームはどんなクルマ適用するのか?また、これから何車種に適用するのか?」などを考慮して開発を進めていくようです。
これにより、各車種のモデルチェンジをする時期・新モデルの投入時期を予め計画を立てていく事で、共用できる部分が多くなり、よりスムーズに新車種の生産に取りかかれるようになるようです。
また、ただ単にプラットフォームの共用だけでコストダウンを図るだけでは無く、生産から設計にいたるすべての工程を効率化する事を目標にしているみたいですよ。
2015年フルモデルチェンジをした新型シエンタ(SIENTA)や新型プリウス(Prius)など納期が長いクルマがトヨタには多くあります。
今後TNGAが提唱するように生産性が向上し、納期・納車待ちが短くなれば良いですね。
TNGAでトヨタの車の乗り心地も改善?
また、TNGAで面白いのは、プラットフォームの設計条件にドライビングポジションを加えている点。
この発想はトヨタっぽく無いですよね^^;;
そもそもTNGAは”もっといいクルマを作る”という思想に基づいているので、このような設計条件が加わったようですが・・・。
そして、TNGAの考えに基づいて開発された第一弾モデルが、先代よりも低重心化した新型プリウス(Prius)。
もうすでに試乗をしたディーラーさんの話によると、先代モデルよりもボディ剛性感があるようで、また、コーナでの安定性もかなり良くなっているようです。
これはかなり期待がもてますね。
TNGAの設計思想に基づいて作られた新型プリウス(Prius)で、トヨタのこれからの方向性がわかりそうですね。