スズキからスイフトよりも一回り大きいエレガントなコンパクトカー新型バレーノ(BALENO)が新発売されましたね。
私も先日この新型モデルを試乗してきたのですが、910kgの軽量ボディと相まって思ったよりも軽快な走り心地。
私が試乗したモデルはターボエンジンを搭載した上位グレードの”XTグレード”ではなく、1.2リットルのノーマルエンジンを搭載したXGグレードだったのですが、加速力やパワーに特に不満は無く乗ることが出来ました。
そんな新型バレーノ(BALENO)のXGグレードですが、試乗していて少し気になった事が・・・。
私がこのクルマを試乗して気になった事、デメリットに感じたことをお話いたします。
バレーノの試乗インプレ 私が気になった欠点とは・・・
今回新型バレーノ(BALENO)を試乗して気になった事は、アイドリングストップが標準装備されてい無い事。
最近のクルマにはアイドリングストップが標準装備されていますよね。
新型バレーノ(BALENO)にも当たり前のようにアイドリングストップが標準装備されていると思っていたので、これにはかなりビックリしました。
実は新型バレーノ(BALENO)にアイドリングストップが装備されていない事にまったく気が付いていなかったんですよね。試乗直後はエンジンが暖まっておらず、アイドリングストップがし無い事がたたあるので、新型バレーノ(BALENO)でも最初まだエンジンが温まっていないためアイドリングストップをしないのだと思っていました。
しかし、試乗を開始して10分以上経つのに、信号待ちをしてもエンジンは作動したまま・・・。
そこで思い切ってディーラーさんに「新型バレーノ(BALENO)ってアイドリングストップなかなかしないんですね~」と、言ってみたところ、ディーラーさんから驚きの回答が・・・。
「今回新発売された新型バレーノ(BALENO)はインドからの逆輸入車という事もあって、アイドリングストップは装備されていないんですよ~」との事・・・。
これには本当にビックリしました。
また、今回新発売された新型バレーノ(BALENO)はファミリーカーなので、やはりアイドリングストップは装備してもらいたかったです。
アイドリングストップしないため、信号待ちからの発進や右折時などタイムラグなくスムーズに発進できる感じはとても良かったのですが、燃費の事や環境の事を考えると少し残念でした。
アイドリングストップが装備されていない分燃費は劣る?
また、イメージ的にはアイドリングストップが装備されていない分、新型バレーノ(BALENO)の燃費は他の競合車よりも劣りそうなイメージがありますよね。
そこで今回私が試乗をした新型バレーノ(BALENO)のXGグレードと競合車・ライバル車の燃費を比較してみました。
■バレーノと競合車の燃費比較
バレーノ :24.6km/L
フィット3:24.6km/L
デミオ :24.6km/L
スイフト :26.4km/L
同じスズキから発売されているコンパクトカー”スイフト”と比べると若干燃費性能は劣りますが、ホンダ フィット3やマツダ デミオなどのガソリン車と比較すると燃費と全く一緒。
ディーラーさんも試乗している最中、「新型バレーノ(BALENO)にアイドリングストップは装備されていませんが、他のコンパクトカーのガソリン車と比べて燃費は悪くないんですよ~」と、言っていたのは本当でした。
このように見ると新型バレーノ(BALENO)にアイドリングストップが無くても大きなデメリットにはなっていないのかもしれませんね。
ただ、もし新型バレーノ(BALENO)にアイドリングストップが装備されていたら、他のクルマよりも燃費性能で1~2km/L上回れる可能性があったのに・・・と、考えると個人的には残念に思えてなりませんでした。
また、環境面を考えてもアイドリングストップは装備されている方が個人的には良いと思いました。このような観点から考えると、やはりアイドリングストップが装備されていないのは欠点・デメリットなのかなと思いました。
ちなみに、今回新発売された新型バレーノ(BALENO)は停車中もエンジンが作動しているため、他のクルマと若干乗り心地が異なります。
私もアイドリングストップのクルマに乗りなれているので、停車中にエンジンが作動している事に少し違和感を覚えました。もしこれから新型バレーノ(BALENO)の試乗を考えているのなら、停車中の乗り心地や静寂性もしっかりと確認した方が良いと思いますよ。