2016年4月にフルモデルチェンジをした新型パッソ(PASSO)が新発売されましたね。
今回フルモデルチェンジをして新しくなった新型パッソ(PASSO)の特徴の一つが後部座席の居住性がアップした事。私も先日この新しく発売された新型モデルを試乗してきたのですが、後部座席の足元空間の広さにはビックリしました。
先代モデルの後部座席に成人男性の私が座ると足元空間が窮屈な感じがあったのですが、今回新発売された新型パッソ(PASSO)ではこの窮屈さを全く感じる事はありませんでした。
このように居住性や快適性は大幅にアップした新型パッソ(PASSO)の後部座席ですが、シートアレンジが気になりますよね。そこで先日このクルマを試乗した際、リクライニングや後部座席のスライド機能が装備されているのかなどを確認してきました。
新型パッソの後部座席レビュー
今回フルモデルチェンジをして新しくなった新型パッソ(PASSO)の後部座席はこのようなデザインになっています。こちらはカジュアルな標準モデルの後部座席。
この新型パッソ(PASSO)の標準モデルの後部座席は明るいグレーを使用しており、室内が明るい感じ。柔らかいデザインが良いですよね^^
そして、こちらは上級モデルのモーダ(MODA)の後部座席。
一方、上級モデルのモーダ(MODA)はダークグレーの引き締まった感じのシートを採用。また、シート素材も異なり、この新型パッソ モーダ(PASSO MODA)では肌触りの良いスエード調トリコットが採用されていました。
座り心地や肌触りは新型パッソ モーダ(PASSO MODA)の方が良かったのですが、室内の印象は明るい感じになっていた新型パッソの標準モデルに採用されていた明るいグレーカラーのシートの方が良いと思いました。
後部座席のリクライニングや後部座席のスライドはできる?
そんな新型パッソ(PASSO)の後部座席ですが、リクライニングやスライド機能が装備されているか確認をしてきました。
実際の後部座席を色々といじって試してみたのですが、残念ながら後部座席のスライド機能もリクライニング機能も装備されていませんでした。
実は今回新発売された新型パッソ(PASSO)は、軽自動車を生産しているダイハツが開発・デザインをしたクルマ。なので、このクルマにも軽自動車のノウハウや知識がふんだんに詰め込まれていると思っていたのですが・・・。
本当にこれは残念でした。
個人的に特に残念に感じたのは、後部座席のリクライニング機能。先代モデルのパッソでは、このように1段階だけですが後部座席のリクライニング機能が装備されていました。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型パッソ(PASSO)では、リクライニング機能がなくなっており、後部座席の背もたれが調節できないように・・・。先代モデルでは装備されていた機能がなくなっていると、より一層残念に感じてしまいますよね。
後部座席の足元空間や頭上空間が広くて満足度が高かっただけに、リクライニングやスライド機能が装備されてていないのは、とても残念でした。
ちなみに新型パッソ(PASSO)の競合車の一つでもあるスズキの小型SUVの新型イグニス(IGNIS)は、このように後部座席のリクライニングやスライド機能が装備されています。
後部座席の頭上空間や快適性は新型パッソ(PASSO)の方が良いと思いましたが、使い勝手の良さはスライド機能やリクライニングが付いている新型イグニス(IGNIS)の方が良いように感じました。
このように新型パッソ(PASSO)の後部座席は広さは十分なものの、リクライニングやスライド機能が装備されておらず使い勝手はあまり良くないように感じました。またリクライニング機能が装備されていないため、長時間座っていると腰が疲れるように感じました。
もしこれから新型パッソ(PASSO)を試乗する方は、後部座席の居住性や使い勝手もしっかりと確認してみてくださいね。